松武秀樹さん「そしてタンスは途方に暮れる」その1
松武秀樹さんのイベント
に行きました。
松武秀樹氏は、YMO第4のメンバーとも言われたシンセサイザープログラマー、
富田勲氏に師事した後、YMOのツアー、レコーディングに参加、
その後は自身のプロジェクトと並行して数々のヒット曲のプログラミングを担ってきた、
いわば打ち込みの神です。
松武氏によるあのヒット曲のあの音色をその場で再現するという、
何とも楽しそうなイベントでしたので、迷わず参加しました。
「天使のウインク」のベースと、
イベントタイトルからも予想出来ますが、
「そして僕は途方に暮れる」のリフを刻んでいるパーカッシブな音色、
2つをRoland GAIAを用いて再現してくれました。
もちろん、楽曲解説、制作秘話も。
ちなみに、タンスとは、昔のモジュラーシンセのことを指します。
写真を御覧ください。
家具調でどっしりとした容姿、正にタンス!
「天使のウインク」
あの頃のトラックはとにかくボーカルトラックの音量が大きい、
それだけ歌を大事にしていたという現れだと松武氏。
ましてや、松田聖子さんはあの歌唱力ですから、
オケの前に出てナンボですよね。
Aメロでリズムとベースしかなく、コードを刻むものがないというアレンジは、
当時の歌謡曲では斬新なことだったようです。
ですから、ベースが印象的になるわけです。
アタック部にノイズを使う、仕上げにフランジャーをかけるなどして、
印象的なベース音を作ったそうです。
解説に感激(T_T)
その2に続く…
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