打ち込み同期バンドのタネ明かし その1
タネ明かしというほどのことではありませんが、打ち込みとバンド演奏の同期の方法について、
いつも私達がやっていることを書いてみたいと思います。
打ち込みとバンド演奏の同期のことについて、知りたい方のお役に立てたら幸いです。
まずは打ち込みデータ作りです。
筆者は、自宅でいろいろやる時は、iMacにてLogicを使っています。
しかし、稽古のスタジオ、ライブ会場にデスクトップPCを持っていくことは出来ません。
ノートPCにすれば、というご意見も、もちろんあるかと思います。
しかし、40を越えたおじさん、どうもPC特有のトラブルを考えると、専用機に依存してしまいます。
時代錯誤かもしれませんね。
「POLYSICS」は、同期音源としてMDを再生しているとかいないとか。
要は、道具の使い方次第ということで。
オールインワンシンセサイザー、Roland JUNO Gを使っています。
緻密な打ち込みや、多くのエフェクトを使えるわけではありませんが、
とりあえず、今の音楽を表現するには十分。
最新の機種と比較したら機能が少ないですが、
その分操作はわかりやすいかも。
オーディオも録音、編集できるので、便利に使っています。
まず、データをお家でせっせと作ります。
ドラマーに聴いてもらうクリック音のみのトラックも用意します。
私はカウベルをよく使います。一拍目のみ高いチューニングの音にしています。
ミックスするときに、PANを振って、左はクリックのみ、右はそれ以外のすべての音というように設定します。
スタジオ、ライブ会場、共にシンセのOUTPUT左から、ドラマーのカナル型のイヤホンに、
右はPA、DI、アンプに繋げて出力します。
左右は逆でももちろん大丈夫です。
ドラマーにクリックを聴いてもらって、それに合わせて叩いてもらう。
残りのメンバーは、ドラムに合わせて演奏する。
打ち込み同期の完成です。
注意しなければいけないのは、ドラマーにクリック以外の音が流れるのはまだしも、
お客さんにクリックが流れるのはかっこ悪いので、しっかりPANの振り分けを確認しましょう。
その2に続く
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